ガレージを建てて分かった本音の話と費用

ランボルギーニ・ガヤルドを手に入れたとき、正直なところ「まずはカーカバーで十分だろう」と思っていました。
ガレージは憧れではあるものの、費用もかかるし、少し大げさな気もしていたからです。

それでも最終的にガレージを建てることになり、今振り返ると「最初からここを目指していたんだな」と感じています。
この記事では、そんな個人の体験として、ガレージを建てて分かったことを素直に書いていきます。


カーカバー生活で感じていた、じわじわした不安

カーカバーは確かに便利です。直射日光は防げますし、導入コストも低い。
ただ、使い続けるうちに、じわじわとした不安が積み重なっていきました。

風が強い日はカバーがバタつき、ボディと擦れていないか気になる。
雨や台風が近づくと天気予報を何度も確認してしまう。
カバーを外すたび、細かな傷が増えていないか無意識にチェックしている自分がいました。

「守っているはずなのに、安心できていない」。
その違和感は無視できなくなっていきました。
この感覚が、ガレージを本気で考え始めたきっかけです。


ガレージに入れてシャッターを閉めた瞬間

ガレージが完成し、初めてガヤルドを入れてシャッターを閉めたときの感覚は、今でもよく覚えています。

雨も風も、外の視線も一気に遮断されて、そこでようやく「これで大丈夫だ」と思えました。
車のことを常に気に掛けなくていい状態になると、頭の中から一つ心配事が消えます。

ガレージの価値は、保管性能以上に、この精神的な安心感にあると感じています。

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実際にかかったガレージ建設の費用感

ガレージ建設で一番現実的な話が費用です。
正直に言うと、本体価格だけ見ていた頃の想定より、最終的な金額は膨らみました。

理由はシンプルで、本体以外に必要なものが多かったからです。
すでに土間打ちもしていたため、土間を壊す解体工事も増えた要因ですね。

・ガレージ本体 70万

・基礎工事 60万

・土間解体工事 25万

・申請に関わる費用 25万

・消費税 20万

総額 200万円

特に敷地条件によっては、基礎や外構まわりの費用が効いてきます。
ガレージは「買うもの」というより「作るもの」だと実感しました。

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建てる前に想像していなかった壁

昔のカーポートが、ここで効いてくる

敷地内に以前設置していたカーポートが、建築申請されていなかったことも問題になりました。
当時は特に指摘されなかったものが、新しく何かを建てようとした瞬間に影響してきます。

カーポートは固定資産税の対象外とのことから、建築申請されずに建ててあることが多いようです。
私も業者に任せていたので、そんなこと全く気にしておりませんでした。

もしこれからカーポートを設置される予定の方は、建築申請がされる予定なのか確認された方がいいと思います。
家を売却するときなどに影響してくるみたいです。


ガレージカスタムは、完成後からが楽しい

ガレージは完成した瞬間がゴールではありません。むしろ、そこからがスタートです。

照明をどうするか、床をどう仕上げるか、壁に何を掛けるか。工具やタイヤ、洗車道具の置き場所を考える時間も含めて、少しずつ「自分の空間」になっていきます。

気づけば、ガヤルドを眺めるためだけにガレージに入っている時間が増えていました。ガレージは駐車場ではなく、部屋になります。
1台入るギリギリサイズですけどね。

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違法ガレージを避けるために意識したこと

ガレージを調べていると、驚くほど安価な施工例も目に入ります。ただ、安さには必ず理由があります。

例えば、ブロックを積んだだけの基礎。
すべてが即違法と言い切れるものではありませんが、構造的に危険だったり、法規上問題になるケースが多いのも事実です。

私が意識したのは次の点です。

・基礎がきちんと施工され、アンカーボルトで固定されているか

・地面に置いてあるだけの構造になっていないか

・法規や建築確認について、施工側がはっきり説明できるか

「説明できないまま進む工事」は、後で必ず不安の種になります。


まとめ|ガレージは贅沢ではなく、納得のための選択

ガレージは確かに高い買い物です。
ただ、建ててみて思うのは、これは贅沢ではなく、自分が納得して車と付き合うための環境づくりだったということです。

カーカバー時代に感じていた小さな不安は、今はもうありません。
ガレージを閉めたあとは、ただ「次に乗る日」を楽しみにするだけです。

これからガレージを検討する方にとって、この個人的な体験談が少しでも参考になれば嬉しいです。

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