🚗 第6章:納車の日──キーを回す瞬間

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ついにその日がやってきた。
これまで何度も夢に見た「納車の日」。

けれど、私のガヤルドはショールームでの受け渡しではなかった。
積載車に載せられ、自宅まで届けられたのだ。


自宅前での感動

自宅前に停まった積載車から、ゆっくりと降ろされるブルーノヴァ。
その姿を家族みんなで見守った。

妻がぽつりとつぶやいた。
「きれいな色だね」

その瞬間、胸が熱くなった。
自分だけの夢じゃなく、家族にとっても特別な瞬間になったのだと実感した。


鍵を受け取る

営業さんから渡されたキー。
ずっしりとしたその重みは、ただの金属ではなく、高校生の頃から追いかけてきた夢そのものだった。

運転席に腰を下ろし、深呼吸。
革の香り、メタルゲートの冷たい感触、そして手の中のキー。
「ここまで来たんだ」──そう思いながら、いよいよキーを回そうとした。


まさかのトラブル

……が、回らない。

何度試しても、キーがびくともしない。
納車当日の“ファーストスタート”は、まさかの不発に終わった。

頭の中に鳴り響くはずだったV10サウンドは、どこにも聞こえない。
かわりに広がったのは、しーん…という静けさ。

喜びと戸惑いが入り混じり、「これもまたスーパーカーの洗礼か」と苦笑するしかなかった。


家族とともに

子どもたちは窓からクルマを覗き込み、妻は「ほんとに夢、叶えちゃったね」と笑ってくれた。
そのあと、「でも、エンジン音まだ聞けてないじゃん(笑)」とツッコミも。

夢と現実、喜びとトラブル。
その両方を一緒に体験できることが、きっと一番の幸せなんだと思う。


ゴールであり、スタート

たとえ納車当日にエンジンをかけられなくても、これは確かに夢の到達点だった。
そして同時に、これから始まる現実のスタート地点でもある。

維持費、ガレージ、日々の生活──課題は山積みだ。
でも、その全部を含めて「夢の現実」を楽しんでいこうと思う。

高校生の自分に言いたい。
「夢は、諦めなければ必ず現実になる」と。

第5章:ナンバー申請とガレージ問題

外伝:納車直後のトラブル──鍵が回らない!?

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