【LP世代ガヤルド×6MT】世界で 50 台、日本では数台?

LP 世代ガヤルド 6MT の希少価値を数字で解説

はじめに

2009 年にデビューした LP 世代ガヤルド(LP560/550/570) では、2 ペダルの E‑gear がほぼ標準となり、ゲート式 6 速 MT(通称 “gated”) を選んだオーナーは極めて少数でした。本稿では公開データとオーナーフォーラムの統計を突き合わせ、「LP 世代の MT がいま市場に何台あるのか?」を簡潔にまとめます。


1. ガヤルド総生産と LP 世代 6MT 比率

  • ガヤルド総生産台数:14,022 台(2003–2013)
  • LP 世代(2009–2013)総生産:5,404 台
  • LP 世代の 6MT 比率:およそ 1 %50‑60 台(Lamborghini‑Talk の有志 VIN 調査より)

ポイント:LP 世代で MT を選んだのは、文字通り “百人に 1 人” 程度しかいなかった計算です。


2. LP 世代・6MT 推計早見

ボディタイプ全生産台数 (2009‑2013)6MT 推定台数
クーペ約 3,200 台30‑35 台
スパイダー約 2,200 台20‑25 台

クーペとスパイダーを合算すると 50‑60 台 という先ほどの総数になります。


3. 日本国内の流通量(推定)

  • 2006‑2013 通算のガヤルド登録:約 600‑800 台(並行含む推定)
  • LP 世代の国内 6MT 選択率:0.3–0.5 %(右ハンドル需要+渋滞事情から AT 人気)
  • 現存 LP 世代 6MT 推定2‑4 台

中古車サイトにめったに出てこないのも納得です


4. MT が激レアになった 3 つの理由

  1. E‑gear の熟成 – 2008 年以降、変速スピードと信頼性が飛躍的に向上し、顧客の 9 割超が 2 ペダルを選択。
  2. 北米市場のニーズ – 最大市場である北米で MT 志向が急減し、生産計画自体が AT 偏重に。

5. まとめ

  • LP 世代ガヤルド 6MT世界で 50‑60 台、日本ではわずか 2‑4 台 と推定される“絶滅危惧種”。
  • 「見かけたら宝くじ級」と言っても過言ではない希少度で、コレクターズカーとしての評価は今後さらに高まる見込みです。

💡 数字はあくまで推計値ですが、流通在庫の少なさがレア度を実感させてくれます。LP ガヤルドの6MTを所有しているなら、その希少性をぜひ胸を張って語りましょう。

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